仙台でトレーニングコーチをしている市山です。
今回は筋力トレーニング(ウエイトトレーニング)が中学生にとってどう影響を与えるかお伝えしたいと思います。
結論から言いますと、中学生の筋トレが良くないというのは誤りです。
筋トレが問題ないという理由を3つご紹介したいと思います。
成長に応じた筋力トレーニングはプラス
中学一年生と三年生では身体の発達度合いが違います。同じ内容のメニューではどこか痛めたりと故障の原因になってしまいます。それは大人でも同じで過度なトレーニングは身体を壊します。
しかし、成長度合いに応じた正しいトレーニングを行なえば成長ホルモンの分泌を促進する効果が見込めます。
また、同じ中学一年生でも身体の発達が早い人は上級生と同じ内容のものを行ない、反対に中学三年生でも発達が遅い人には負荷を落とした内容のものを行なうなど、一人ひとりに合ったトレーニングを行ないましょう。
競技力・パフォーマンス向上につながる
競技に関連する練習だけではレベルアップに限界があります。ワンランク上を目指すならば、筋力トレーニングは絶対に必要です。
筋力トレーニングを行なうことにより、身体の使い方や連動性、筋力といった基礎能力が向上します。それを技術練習に結びつけることにより、競技力やパフォーマンス向上に繋がります。
筋力トレーニングと技術練習を分けて考える指導者もいますが、私はその競技に必要な基礎能力を、筋力トレーニングを通して鍛えることで筋力やスピードが上がり、技術練習がレベルアップするものと考えます。
ケガをしにくい身体になる
筋力トレーニングの目的の一つは「ケガの予防と防止」です。
もちろん、身体ができていない中学生に重りをつかってトレーニングをするというのは身体を痛めたりと、ケガに繋がる可能性がありますので行ないません。最初は自重の筋力トレーニングから行ない、正しいフォームを覚えるところから始めます。
ここが中学生を指導するうえで一番大切なところになりますので、時間をかけ反復して行ないましょう。仮にすぐに習得したからといって負荷を上げてしまうと、身体が無理をしてしまいます。
徐々に慣れてきて問題ないと判断したら、重りや回数といった負荷を上げ、より基礎能力の強化を目指しましょう。筋力トレーニングを行なうことで身体を支える力が増え、ケガしにくい身体になります。
まとめ
中学生が筋力トレーニングを行なうことへの影響は身体の成長状況によって異なってきます。
大事なことは筋力トレーニングをなぜ行なうのか、なぜこの負荷でやる必要があるのかなどしっかり説明をしたうえでその人の身体の成長度合いに応じてメニューを作成し、取り組ませるようにしましょう。
年齢に応じたトレーニング方法や内容、どういったトレーニングを行なえばよいかわからなくてお悩みの方などは気軽にご相談ください。
コメント